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コンピューター将棋ソフト「tanuki-」シリーズの実験結果を掲載しています。

tanuki- 2021-09-03 AMD Optimizing CPU Libraries 実験結果

tanuki- 2021-09-03 AMD Optimizing CPU Libraries 実験結果

実験内容

  • AMD Optimizing CPU Libraries を用い、機械学習ルーチンがどの程度高速化するか調べる
  • 1000万局面程学習させ、学習時間を比較する

棋譜生成

生成ルーチン tanuki-棋譜生成ルーチン
評価関数 tanuki-wcsc28
1手あたりの思考 深さ最大 16 思考ノード数最大 50,000 ノード
開始局面 foodgate上の棋譜の24手目までから1局面ランダムに選択し、その局面を開始局面とした
生成局面数 1 億局面× 3 セット
生成条件 対局は打ち切らず詰みの局面まで学習データに出力した

機械学習

機械学習ルーチン やねうら王機械学習ルーチン
学習モデル halfkp_256x2-32-32
学習手法 SGD ミニバッチ法
USI_Hash 1024
Threads 16
loop 100
batchsize 1000000
lambda 0.5
eta 0.01
newbob_decay 0.5
nn_batch_size 1000
eval_save_interval 100000000
loss_output_interval 1000000
mirror_percentage 50
eval_limit 32000
weight_by_progress 無効
次元下げ K・P・HalfRelativeKP・左右対称
学習データ内で重複した局面の除外 しない
初期ネットワークパラメーター tanuki-wcsc28

実験結果

使用ライブラリ 1000万局面あたりの学習時間
mingw64/mingw-w64-x86_64-openblas 0.3.13-2 316秒
AMD Optimized BLIS Version 3.0.1 304秒

まとめ

AMD Optimizing CPU Libraries を用い、機械学習ルーチンがどの程度高速化するか調べた。実験では、1000万局面程学習させ、学習時間を比較した。

結果、 AMD Optimizing CPU Libraries を使用したほうが、 4% 程度高速だった。

今後は AMD Optimizing CPU Libraries を用いて学習させていきたい。